光のない生活とはこういうことか 〜ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた〜

以前に上司に進められたことがある、ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってみた(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)。

文字通り闇の中で会話をするというイベントなんだけど、これが単なる闇じゃない。
アテンドの人は「純度100%の闇」という言葉を使ってたけど、ほんとに一欠片の光もない世界。どれだけ時間がたっても目が慣れることはなく、ずーっと、闇。暗い。なんにも見えない。コレ、ホント。
その世界の中で、視覚障害を持つアテンドの人に付き添ってもらいながら、部屋の中を探索したり、飲み食いをしてみたり*1。畳の上でコタツに入ってみたりもした。
1回の参加者は毎回7〜8人程度に設定されていて、今回は7人組だったんだけど、ほんっとに暗いから、中に入ると誰がの姿も見えないのね。めちゃめちゃ近くにいても、なんにも見えない。だもんで、声でお互いの距離感をつかむしかなくて、正直最初はおっかなびっくり*2
当然暗いので、足元とかすげー危ないんだけど、そこも皆で声をかけあって教えあう。「ここ、段差ありまーす。」「右に手すりありまーす。」「ココ、池がある!!」みたいな。
正直言って、行く前はいくら暗闇と言っても、ちょっとは見えるだろーと思ってたんだけど、そんなことないのね。あんなとこに一人で放置された日にゃあ、マジ泣ける。精神崩壊。だけど一人じゃなかったから、なんとかかんとか。いやー、一人じゃないって素晴らしいね。素晴らしいよ。
今回はダイアログ・イン・ザ・ダークっていうある意味特殊な空間だったから、あそこまで人と人とが助けあうみたいな雰囲気になってたんだけど、一度こーゆーのを体験しとくと日常生活の中のふとした瞬間にもその時の気持ちが出てくるのでわ。

オススメ*3

*1:ビールを飲んでみたりした

*2:最後まで、ビビってたって噂もありますが

*3:1回1人5000円。けっこう高いけど。