引越し前に読んでた本達
先週は引っ越しがあってバタバタしてたんだけど、ようやく落ち着いてきた*1。
で、3冊ほどブログにあげてない本があったのを思い出したので、書いとく。
まずは、コレ。
- 作者: ロバート・L・グラス,山浦恒央
- 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
- 発売日: 2004/04/08
- メディア: 単行本
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オブジェクトデザイン (Object Oriented SELECTION)
- 作者: レベッカ・ワーフスブラック,アラン・マクキーン,株式会社オージス総研藤井拓,辻博靖,井藤晶子,山口雅之,林直樹
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: 大型本
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CRCカードを利用しながらの責務駆動設計について解説してある本。昔読んだ時はけっこう納得感が強くて、いい本だったなーと思った記憶があるんだけど、今回は頭が働いてなかったのか、さっぱり響いてこなかった。なんでだろね。
プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 矢野啓介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2010/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文字コードの歴史から、「文字コードは結局何がややこしいのか」というのがかなりわかりやすく書かれてる。オススメ。
ハゲタカとハゲタカⅡ
ハゲタカを見てNHKを激しく見直した - ishinozouの日記でチョロリと書いたけど、GWにまとまった時間がとれたので小説も読んでみた*1。
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: 文庫
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- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
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- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
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- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
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まさかあんな展開になってるとは。
TV版・映画版とは設定がけっこう違ってて、また新鮮な気持ちで読めました。
ただ、TV版と小説のどっちがオススメかっていうと、TV版の方がオススメ。そして小説読むなら、TV版見てからの方が良いと思う。色々衝撃だから。ただ芝野がパッとしないところはTV版と同じ。もう柴田恭兵を見てカッコイイとは思えません*2。
Code Complete1人読書会 Part2
下巻を読んだ。と言っても、読み終わったのは随分前なのだけど*1。
CODE COMPLETE 第2版 下 完全なプログラミングを目指して
- 作者: スティーブマコネル,Steve McConnell,クイープ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/03/26
- メディア: 単行本
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上巻を読んだときぼろぼろと目から落ちてった鱗達は今回は無事だったみたい。
上巻の内容はまさに唯一無二だと思ったけど*2、下巻はこの手の本をいくつか読んだ後だと、なんとなくどっかで聞いたことあるような話題が多かったかな。
色んな本で取り上げられる内容ってことはそれだけ重要なことだって話かもしれんけど、上巻を読んだ時のインパクトはやっぱりなかったなー*3。
第一版では上下巻が1つの本だったみたいだけど、第二版になってこれだけ上巻と下巻で、読んだ印象が変わるってことは上下巻に分けて正解だったと思うわ。対象としてる読者も違うんじゃないかね。
上巻はまたそのうち読むべ。下巻は、いっかな。
光のない生活とはこういうことか 〜ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた〜
以前に上司に進められたことがある、ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってみた(ダイアログ・イン・ザ・ダーク)。
文字通り闇の中で会話をするというイベントなんだけど、これが単なる闇じゃない。
アテンドの人は「純度100%の闇」という言葉を使ってたけど、ほんとに一欠片の光もない世界。どれだけ時間がたっても目が慣れることはなく、ずーっと、闇。暗い。なんにも見えない。コレ、ホント。
その世界の中で、視覚障害を持つアテンドの人に付き添ってもらいながら、部屋の中を探索したり、飲み食いをしてみたり*1。畳の上でコタツに入ってみたりもした。
1回の参加者は毎回7〜8人程度に設定されていて、今回は7人組だったんだけど、ほんっとに暗いから、中に入ると誰がの姿も見えないのね。めちゃめちゃ近くにいても、なんにも見えない。だもんで、声でお互いの距離感をつかむしかなくて、正直最初はおっかなびっくり*2。
当然暗いので、足元とかすげー危ないんだけど、そこも皆で声をかけあって教えあう。「ここ、段差ありまーす。」「右に手すりありまーす。」「ココ、池がある!!」みたいな。
正直言って、行く前はいくら暗闇と言っても、ちょっとは見えるだろーと思ってたんだけど、そんなことないのね。あんなとこに一人で放置された日にゃあ、マジ泣ける。精神崩壊。だけど一人じゃなかったから、なんとかかんとか。いやー、一人じゃないって素晴らしいね。素晴らしいよ。
今回はダイアログ・イン・ザ・ダークっていうある意味特殊な空間だったから、あそこまで人と人とが助けあうみたいな雰囲気になってたんだけど、一度こーゆーのを体験しとくと日常生活の中のふとした瞬間にもその時の気持ちが出てくるのでわ。
オススメ*3。
- スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン 人々を惹きつける18の法則 -
シンプルなプレゼンは使いどこが難しそう - プレゼンテーションzen - - ishinozouの日記に引き続きプレゼン関連の本。
- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、(筆者が意図していたかどうかは置いておいて)この本にはもう1つのメッセージがあって、それは「Appleって最高だろ!今すぐApple製品買っちゃいなよ!!」っていう内容。
これは訳者後書きにも書いてあった。
本書の翻訳は物欲との戦いだった。欲しくなるのだ。iPhoneが、iPodが、そしてマックブックが。
《スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン, 2010/07/15, 日経BP社, p.378》より
いやまったく持ってその通り。
ぶっちゃけて、これまで自分はマックなんて欲しいと思ったことはないし、iPhoneも全然いらないと思ってた*1。
そして今でも具体的にマックやiPhoneが他と比べて(総合的に)どう嬉しいのかもよくわかっていない*2。
それでも欲しくなってしまったというんだから、この本の威力はすごい*3。と言うわけで昨日は柏にあるAppleショップに行ってMacBook Airを眺めてきました。やっぱりカッコイイ!
と、まぁ完全にまんまと乗せられてるわけですが、本の内容自体もとても良いです。今まで特別意識したことなかったけど、プレゼンにおける起承転結のつけ方や心構えがわかりやすい言葉で書かれていて、スッと体に染みこんでくる感じ。
振り返ってみて、自分の周りにもプレゼンが上手いなーと思う人はいる。ジョブズのようなプレゼンを行うためには、結局最終的には「圧倒的な練習」が必要になるということなんだけど、自分の周りのプレゼン上手な人達もそーゆーことしてるんだろか。どうにもしてるとは思えないんだけど、してるのかな。してるんだろね。
ただ共通して言えるのは、プレゼンが上手いなーと自分が思う人達ってのは、プレゼンで言ってる言葉の一つ一つが、本当に心から思って喋ってることなんだろなってこと。例えその内容が愚痴っぽい内容であっても、想いが伝わってくるのは、心の底からそう思ってるからなんだと思った*4。
大事なのはやっぱり、情熱っすかね。
というわけで、最後に一言。
MacBook Air 11インチ欲しい!
シンプルなプレゼンは使いどこが難しそう - プレゼンテーションzen -
今更だけど、読んでみた*1。
- 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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うちの会社の仕事でプレゼンって言うと、まず思い浮かぶのが所謂提案というやつなんだが、正直言ってお客さん相手に提案する機会というのは今の自分だとほぼほぼノーチャンス。提案とかはもっとちゃんとした人がやってる*2。
ただ、誰かに何かを伝えること自体がプレゼンだと考えることも出来るので、そういう意味では日々プレゼンだとも言える。
この本の内容に関しては色んな人が書評を書いているので、内容についてそんなに書いてもアレなんだが、せっかくなんで備忘録のつもりでサマっとくと、以下のような事が書いてある。
- プレゼンはシンプルにするべきだ(その方が伝わりやすいからだ)
- プレゼンの主役はあなたであって、スライドではない(スライドはあくまで補助ツールだ)
- 文字だけのスライドよりも適切な画像を用いたスライドの方が深い印象を与えることができる
- 余白を効果的に利用することで、メッセージを際だたせることが出来る
- 箇条書きはほとんどの場合、適切ではない
- スライドの他に、詳細を記載した配布資料を用意しよう
- ストーリーを考える際は、コンピュータの前から離れてアナログな方法で考えよう
確かに本書に出てくるスライドはどれも簡潔でわかりやすい。スライドだけ見てると言葉足らずで、実際のプレゼンを見ないとなかなか全てを理解することは難しい例もたくさん載ってるけど、まぁそういうもんなんだろう。
例として載っているスライドを見ていると、自分もこういうスライドを作ってプレゼンをしたいと思うようになる。
ただ、自分が勤務している所謂SIerという箱で、このようなプレゼンを行う機会がどれだけあるだろうか*3。例えば冒頭で触れたような、お客さん相手の提案で、プレゼンテーションzen的なプレゼンは出来るだろうか。
まー、無理だろう。
提案をする時はある程度、というかかなり多くの割合で、相手が望む形式でプレゼンを行うことが求められるから。「提案ってのは普通、文字がたくさん書いてあるパワポの提案書を持ってきて、プレゼンの時はそれをナゾるんでしょ。そういうもんでしょ。」って思ってる人達*4に対していきなり写真だらけで文字のほとんどないスライドでプレゼンしても、ビックリされてしまうだけだ*5。
上記のような事は本書の中でも述べられており、その事に対して筆者は強烈な一言を言い放ってる。
確かに「普通」かもしれない。しかし、それは効果的なものではない。
《プレゼンテーションzen, 2009/09/04, ピアソン・エデュケーション, p.253》より
ガツンと来ます。プレゼンに限らず、きっちり受け止めなければいけない言葉。
とは言うものの、やっぱり提案というイベントでいきなりプレゼンテーションzenは厳しい。ただ、エッセンスを取り込むことは出来るはず。というか取り込むべきだと思う。
もちろん製品紹介やセミナーでの講演、後は新卒採用の説明会みたいなシチュエーションならもっと積極的に要素を取り入れることもできるだろうし*6。
シンプルなプレゼンは、少なくとも今のうちの会社で使う上では万能ではないけど、常に意識しておいて損はないと思う。