Manage It!

「○○ It!」シリーズ2作目。
雑誌の記事とかでは読んだことあるけど、本としては初めてのマネージメント本です。

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント

けっこうおもしろく読めました。
全体的に、理論重視という感じではなく、「見える範囲のことをきっちりやる」事に重きを置いていこうというのが主張かしらね。
例えばこんな感じ↓↓↓↓↓↓↓↓↓

  • プロジェクトの最初にスケジュールを最後まで精緻に見積もるのは不可能
  • だから時間かけて見積もるのは無意味。見積もれる範囲だけを正確に見積もって、それ以降は見積もれるだけの情報を得てから見積もった方が効率的。
  • ウォーターフォールなんてダメダメだ
  • やっぱアジャイルでしょ
  • 短いイテレーションを繰り返す
  • 全体が8割終わってるよりも、一部が100%終わってた方がよい。
  • アーキテクチャ全体を実装していくのではなく、機能ごとに実装して、機能ごとにリリースできるようにすべき
  • PMは技術に突っ込みすぎないこと。もっと他にやることがあるはず。
  • とにかくタスクはインチペブルに分割だ

こーゆー主張が日本の顧客相手に受け入れられるかどうかはなかなか難しいところだけど、わからないことをわかるふりして見積もりを提出するってのは、どっちにとっても無意味だよなぁ。。

やっぱり最初に出来る限りのことはするけど、最後は品質でコントロールになっちゃうのかなー。