開発現場の掟
「xxの掟」シリーズの2作目。
1作目よりも先にこちらを読んだけど、内容は別にシリーズ物なわけではないので問題なし。
内容は開発現場で必要とされる、様々なノウハウを「鉄則」「原則」「法則」という形でまとめた一冊。
開発現場の掟 (プロの鉄則) エンジニアが現場で生き残るための極意 (開発の現場セレクション)
- 作者: 株式会社クロノス山本大
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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所謂ノウハウ本を読んでると、「他人の言ったこと鵜呑みにしてねーで自分で経験してからモノ言えや。」的に見られることもあるけど、それでもノウハウ本の存在はありがたい。
だって自分で経験できることには限りがあるから。
先人の経験を文書という形にして提供してくれるのはすごく助かる。
この本では特に以下の2点が身に染みました。
・数値や定義、記号にされてしまったら物語は力を失う
・「基本設計では実装技術を意識しない」は間違い
確かに。
2点目とかは今のプロジェクトで、先輩の社員とかにもけっこう言われてたんだけど、やっぱそうだよなぁ。。
逆に、FP法とかが現場できっちり実践されてる(書籍の中では厳密にFP法を適用しようとしているわけではないですが。)のは意外というかショックだったかも。自分の身の回りだと、見積もり時にきっちりFPを洗い出せているようなところは見当たらないので。
結局は要件定義の段階でどこまで自分の中にシステムを落としこめるか、なのかも。
「要件定義は客の要望を聞いてまとめときゃいいの。どうシステムを作るかは基本設計以降で考ればよくね?」的な考え方はありえんてこと(自戒の念を込めて。。)。