アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
そろそろ入社2年目の終わり頃から関わってたプロジェクトがリリースを迎える事もあり、ふりかえりについて。
レトロスペクティズはその昔は「反省」とか訳されることも多かったみたいだけど、最近は「振り返り」や「ふりかえり」と訳される事が多いみたい*1。
アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き
- 作者: Esther Derby,Diana Larsen,角征典
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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ふりかえりでは、結局何をするのか
ずばり、
- 今後も継続したいことは何か
- やり方を変えたい事は何か
の2点ということになる。
この目的を達成するために、適切な流れに沿ってふりかえりを進めたり、各種のアクティビティを用いたりする、という話。
本書には個々のアクティビティの内容や、使用すべき場面等も書いてあるけど、まぁ、個々のアクティビティについては実践なくしてなかなか腹に落ちない部分が多かったけど、読んだ後、猛烈に今回のプロジェクトに関する反省点が浮かび上がってきてしまった。。
ふりかえりを行うためには、ある程度元ネタが必要になるのだけど、元ネタってのは別に定量的な数値データだけじゃない。
例えば、「この時はイライラしていた」とか「あそこで気分が楽になった」と言った、感情に関わる情報もふりかえりには有用。
でも、この感情に関わる情報ってのは総じて時間と共に忘れがちかな、と。
また、定量的なデータを収集する場合でも、そのデータの使い道がはっきりと見えないと、正直データを集めるモチベーションがあがらない。
モチベーションがあがらないと、データを集めるのがおっくうになって、結局データを集めることをやめてしまう*2。
つまり。
ふりかえりをきっちり行うのならば、実施の感覚を空け過ぎてはマズイ、という話。
短い期間でふりかえりを行うことで、ふりかえりの結果を、次のプロジェクトと言わず、今まさにやっているプロジェクト期間中に活かすこともできる。
収集したデータがどのような形で”自分に”フィードバックがあるのかがわかるので、定量的なデータ収集も継続して行いやすくなる。
いいことだらけだな。んなわけないけどw
今回のプロジェクトでは、正直、メンバーに対するフィードバックという点でかなり不足があったので*3、次こそは、です。
もう、「僕、開発初めてなんで」は通用しないので。