やはりシステムにはドキュメントが必要か - Googleを支える技術 巨大システムの内側の世界 -
ぐわっと斜め読みしてみた。
Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 西田圭介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容の8割はGoogleの裏側で用いられている技術について、Googleが発表している各種論文を元に解説をする、という内容。それはそれでおもしろい部分もあったんだけど、一番興味を惹かれたのは、Googleでの開発の進め方について書かれた第6章だった。
1週間以上を要することは何であれ設計ドキュメントを要求され、必ず書かなければいけない項目があり、自分で選んだ第1、および第2レビュアからフィードバックを受ける必要がある。
《Googleを支える技術, 2008/03/28, 技術評論社, p.252》より
設計ドキュメントに書かれている内容は、以下のようなものらしい。
- 背景、目的(Why?)
- 設計(How?)
- メンバー(Who?)
- セキュリティ、プライバシーについての考察など
- テスト、モニタプランなど
ここに書かれる設計は、
これは細かな仕様まで決めるものではなくて、ソースコードを読んだだけではわからないような全体の理解を助ける内容にします。
《Googleを支える技術, 2008/03/28, 技術評論社, p.253》より
ということらしい。
そういうドキュメントを私も書きたい*1。
*1:あと、書いてもらえるように、段取りしたい。